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佐野元春さん(ハートランド)からの手紙

Letter from Heartland, Motoharu Sano

アルバム「Survive」のプロデューサー・山口洋宛に、佐野元春さんから届いたメッセージです。

31年のキャリアの中で、僕がプロデュースしていただいたのは佐野さんとドーナル・ラニーの二人だけです。
手渡されたものをできるだけG.Yokoに伝えたいと思っていました。
こんなメッセージを思いがけずいただいて、ほんとうに嬉しかったのです。

山口洋

山口君
変わりはないですか。

G.Yoko/Survive 南の島の唄
楽しく聴きました。

男の子女の子
すばらしいソングライターだとすぐにわかる

ロックンロール
60’sなんだけれど、何かが新しい。L.A.インディーズ、パワーギターとフィードバックに感謝

わたしをつつむもの
G.Yokoの本質的な歌だと思う

Sun’s Eye
ソングライティング、ボーカル、サウンド・プロダクションと見事なバランス
僕は好きです。

ペインターマン
リリックも面白いけれど、サウンド・プロダクションがいい。ポップソング!

Travis
リリック、メロディー、一番モダン。七尾旅人とデュエットしている様子をうかべて聴いた。
僕は好き

空を飛んで / She
声と曲を生かした見事なプロデュース。このチルアウト感はユニバーサル。

ばんかむり
モダンなフォーク音楽。宮古島の民謡を取り上げてG.Yokoのアイデンティティを強く感じる。

まわる星
「わたしをつつむもの」と同じくG.Yokoの本質的な歌だと思う

全編にわたってアコースティック・ギターの響きが素晴らしい。
モダンフォークのいいリファレンスだ。
エンジニアリングも見事でした。

何よりもG.Yoko独自の言葉/身体の持つ韻律を正しく捉えて、ポップソングとして昇華。
山口洋プロデュースの勝利だ。

いい仕事をありがとう。

佐野